ロープ高所作業で、仕事幅も、参入できる分野も大きく広がるって本当?

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ロープ高所作業で、仕事幅も、参入できる分野も大きく広がるって本当?

こんにちは。ロープのケンさんです。

ロープ高所作業で、仕事幅も参入できる分野も大きく広がる?

はい!

その理由をお話ししましょう。

僕は30年以上、業務用空調設備設置工事やビルメンテナンス業に関わってきました。
作業現場は主に、屋外の高所です。

13年ほど前から、ロープを使用した高所作業を本格展開したことで、ビルやマンションなどの建物に限らず、
 ・ “高所での”様々な設備工事や点検補修作業
 ・ “ロープを使って作業する人間しか行けないところ”
の作業依頼が広がりました。

たとえば、

 ・ 建物などで仮設足場や高所作業車を設置できるスペースがない、お客様が設置を望まれない現場
 ・ 特殊橋梁など、吊足場や橋梁点検車を設置するためのスペースが取れない現場
 ・ 交通規制ができない、吊足場を組むこと自体が危険、橋梁点検車が作業場所まで届かない現場

など、“ロープを使って作業する人間しか行けない現場”が日本中に多々あります。

ロープでしか作業できないところ

また、お客さまが仮設足場を望まれないケースも増えています。
例えば、
 ・ 仮設足場が倒れるもしくは足場材が落下する可能性がある
 ・ ビルやマンション、倉庫などで足場から第三者が侵入するリスクがある
 ・ 仮設足場の部品や機材の盗難、いたずらなどが発生するリスクがある
 など。

もうひとつ、近隣のオーナーとの関係性が時代とともに変わってきています。
ひと昔前なら、地域コミュニティがあり、建物所有者同士も「お互いさま精神」でした。
が、その精神が希薄となった昨今、仮設足場や工期そのものにクレームが発生することもあります。

また、外壁全面がカーテンウォールで、壁つなぎが取りにくい建物も増えてきています

こういった点を踏まえると、ロープを使った高所作業の活用分野は非常に大きいんです。

加えてコストの優位性も高い!

ストレートに言ってしまうと、

「作業内容によっては仮設足場は費用が高い
 その設置と撤去だけで工期も伸びる。その分、人件費もかかる

そのため、保守点検を先延ばししたり、損傷が進んでやむなく事後保全したり……。

つまり、仮設足場の組めない現場でロープ高所作業を行うことができれば、僕らのような設備工事業界だけに限らず、建築業すべての職種で、まだまだ活躍できる市場が広がるということです。

確かに仮設足場は、例えば小さな足場でも10万円、50m四方9階建ビルの外壁工事の場合、足場費用だけで2,000万円かかります。
高所作業車や橋梁点検車などの特殊車両を使用するにも、その費用に加え、誘導員やガードマンの人件費もかかり、さらに道路封鎖の許可や工事時間の制限(ほぼ夜間工事)なども要します。

ロープ高所作業なら、現場によってはこれらのコスト削減・工期短縮が可能なんです。

工期短縮やコスト削減できるって、どのくらい?

人生を変えた、ロープとの出合い

実際の僕の事例でお話します。

僕は足場の代わりにロープを使用して、高層建築の各種工事を担っていますが、工場の樋修理で、仮設足場を使った場合の見積もり1,000万円、工期予定1カ月の現場を、ロープを使って総額60万円、工期2日で終わらせました。

また、9階建てビルの全面塗装工事では、足場だけで見積もり1,000万円+塗装工事500万円でしたが、1,000万円ですべて完了です。

つい先日の事例ですが、飲食店オーナーから急ぎのご依頼がありました。
ビルの新築工事が済み入居して営業を始めたところ、隣のマンションから室外機の騒音に関するクレームがきた、と。

行政からも室外機を移動するよう指導を受け、困っておりました。
すでにマンション所有者との関係は芳しくなく、足場を組めるスペースもなく、新築故にアンカー打設の許可もおりません。
一刻も早く改善しないと、営業停止になりかねない。

そこで、屋上からロープを使い、店舗の排気ダクトに支持を打ち冷媒配管を1回から屋上まで立ち上げ、室外機を屋上へと移動。
この案件は2日間で完了させました。

ほかの実績もたくさんありますので、具体的な事例のご紹介もできます。

ぜひ一緒にやりませんか?

ロープ高所作業をやりましょう

“ロープを使って作業する人間しか行けないところ”
“ロープだからできる、わけあり現場”

まだまだたくさんあるでしょう?日本中に!

空調・設備工事・外装・調査・修理修繕などなど、さまざまな分野のプロたちがロープ高所作業をできるようになれば、これまでの産業分類の枠を越えて、ひとつの新たな分野として「ロープ高所作業業界」ができる!

だから僕は、ひとりでも多く、ロープ高所作ができる仲間や企業が増えるよう努めています。

どうでしょうか?
あなたも一緒にやりませんか?

「でも、ケンさん、高所ロープ作業を、みんなできるようになったら競合が増える一方ではないの?」

いいえ、僕はもっと広めたいのです。

その理由はまた次にお話しましょう。

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