山﨑です。
ロープ高所作業特別教育講習会を28回聞いている素人です。
講習会を聞いていて気になったこと、気づいたこと、書きます。
この講習会を始める前
ロープと接点のなかった素人の山﨑は、
ロープでお仕事する人=ビルのガラス清掃
くらいしか認識していませんでした。
道を歩いていたらロープ高所作業に遭遇!
なんてあまりないのではないかと思います・・・
そして、弊会で特別教育講習会が始まり1年以上が経過しました。
お蔭様で様々な職種の方からお申込・お問合せいただき、様々な用途でロープが使われている事を知りました。
そこで、今回は私たちの講習会に参加していただいた方々の職種を紹介したいと思います。
受講者の職種
ガラス清掃/法面業界
この2つが法改正の切欠となった業界です。
ロープを使って作業をすると言えばこれらを思いつく程メジャーで、従事している方が一番多い職種ではないでしょうか?
法面については、基本的には斜面での作業であることから、作業内容も、機材も他の職種とはかなり異なる部分があります。
ガラス清掃におけるロープ高所作業
ガラス清掃と法面工事におけるロープ高所作業
※厚生労働省リーフレットより抜粋
実は以前、法面向けにロープ高所作業特別教育を教えている教育機関の講師をされている方が、私たちの講習会を受講された事がありました。
「法面向けにロープを教えているけれど、他業種の人も受けに来るので教えなくてはならない。
法面以外のやり方も学びたかったので受講した。」
と仰っていました。
ロープ高所作業特別教育は法律で定められた時間・内容で受けていれば、法律上問題ありませんが、弊会の実技講習はロープに完全にぶら下がり垂直に登り降りをする内容で、法面での作業とは全く違いますので、法面作業に従事されている方は、法面向けの講習会の受講をお勧めしています。
ビルメンテナンス・防水・塗装・設備工事などの建築関係
弊会の特別教育のメインが、こちら!
ガラス清掃とビルメンテナンスを両方行なっている事業所の方も多いようです。
・ 橋梁点検、地質調査
・ 風力発電の風車点検
・ 鉄塔塗装など
建築物以外の構造物でもロープ高所作業は活躍しています。
消防職員
正確には、現時点でロープ高所作業特別教育の受講は必須ではないようですが、いままで多くの消防関係の方に特別教育を受講いただいております。
以前参加された消防職員の方は、
「法律上必要ではないけれど、人の命を救うためにロープや建築物についての知識を得たい。
異業種の方のやり方を学び救助活動に活かしたいと思い講習に参加した」
とお話しされていました。
樹木の特殊伐採/林業/造園業
樹木関連の方も過去に多く受講いただいております。
対象物が天然の木なので、使う道具・装備も若干異なるようです。
異業種のやり方が参考になったとのお声も過去にいただいております。
ちなみに、講師の小倉もツリーの講習会に積極的に参加しております。
木登り、とっても楽しいそうです!(私もやってみたいです。)
舞台照明・イベント設営関連
建築関係ではありませんが、舞台・イベント関係でもロープ高所作業を使っているようです。
特別教育を受講したいが、専門業種で特別教育を実施している団体があまりないため、弊会の講習会に参加いただいたとの事でした。
その他、個人参加
個人的に受講される方もいらっしゃいます。
実際にロープにぶら下がることはないが、
・ 施工管理をしている方
・ ロープは未経験で本格的にロープを取り入れるか検討中。
まずは入門編としてロープ高所作業特別教育を受講してみたいと言う方
もおられます。
まとめ
私は、様々な職種でロープが使われている事に驚き、そして、まだまだ「ロープ高所作業」が世間に認識されていないのではないかと感じました。
今回は講習会を受講された方の職種のご紹介だけさせてもらいましたが、
「ロープを使って仕事はしているけれど、自分の職種にあった特別教育をどこでやっているかわからない」
そんな、これから受講を検討されている方の参考になれば幸いです。
ありがとうございました。