私たちが職種をお伺いする理由について

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私たちが職種をお伺いする理由について

特別教育の申込みで・・・

山崎です。

いつも協会のホームページをごらんいただきありがとうございます。

今までにロープ高所作業協会の講習会を受講された方はご存知かと思いますが、協会では、特別教育お申込の際、必ず「従事されている職種」についてお伺いしています

ロープ高所作業協会の特別教育は、建設・設備工事向けの講習会となっているのですが、決して、他の職種だと受講できないという訳ではありません。

「自分の職種を対象とした特別教育が見つからない」
「ロープ技術向上のため、あえて、異業種のやり方を学びたい」

と興味を持って受講下さる方も多いです。
(少人数制の講習会なので、過去には受講者全員が消防士さん!という回もあったりしました。)

理由は2つ

私たちが、事前に職種をお伺いするのには、2つの理由があります。

ひとつめの理由は

事前に職種や受講の目的などを把握しておくことで、現場で使える技術、作業のちょっとしたコツ、業界の動向など、必要な情報をより効率よくお教えすることができるようにするためです。

同じ機材で作業していても、職種や目的により必要となるロープのスキルが若干異なりますので、事前の情報があると講義の進行も非常にスムーズになります。

もうひとつの理由は

ロープ高所作業の中には、たとえば法面作業のように、ロープ高所作業協会の講習会で使用しているものと全く異なる機材を使う職種もあるためです。

お申込時にお伺いした情報から、私たちの講習会でお教えする内容が受講者様の求めるものと異なる可能性があると判断した場合、他機関での講習会をお勧めさせていただくこともあります。

特別教育申込時には、職種やロープ高所作業経験について具体的にご記入下さいます様、ご協力をお願いします。

気になったこと

このように、幅広く、様々な職種や用途で使われているロープ高所作業なのですが、お申込の受付をしていて、「ロープが活躍しそうなのに、思いの外浸透していない職種」がある事に気がつきました。

それは、「電気通信工事業」です!

平成29年10月現在、ロープ高所作業協会の特別教育を受講いただいた方は450名ほどになるのですが、その中で、通信業界に携わっている、実際にロープで通信工事を行っているという方の割合は、ゼロではないのですが、かなり少数派だったのです。

もしかしたら、通信業界ではロープ高所作業を使うという発想があまりないのでしょうか。
それは、もったいないと思います。

次回、ロープ高所作業と電気通信工事業について取り上げていこうと思います。

題して、「始めるなら今!通信業界の方にロープ高所作業をお勧めしたい理由」。

ありがとうございました!

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